クラウド化によりファイルサーバー/メールサーバーのアウトソーシングを実現
1882年に紡績会社として誕生、繊維事業を出発点として、日本の近代産業を支えた東洋紡。創業約120年を経て、現在では繊維だけでなく医療事業、バイオ事業など高機能製品メーカーとしても発展し、日本を代表する総合繊維メーカーとして世界各地に活躍の場を広げています。海外進出の強化の一端として1951年に設立されたニューヨーク事務所は、全米各地での活動拠点として重要な役割を担い、当社の更なる発展に寄与しています。
導入の背景と目的
ファイルサーバーおよびメールサーバーとして使用していたサーバー設備のハードウェア老朽化により、頻繁に起こるサーバー障害などの問題に直面していました。ハードウェア障害によりサーバーへのアクセスができないなど、業務に影響が出る場合もあったため、新しいハードウェアに更新する必要がありましたが、将来的に控えた組織変更も考慮し、大きな設備投資はできるだけ抑えたいという背景がありました。そのため、新たにハードウェアを購入することなく、現状のサーバーを新しいプラットフォームへ移行できるプライベートクラウドサービスは当社にとって最適なソリューションであったといえます。 MultiNetとは10年来のお付き合いとなるため、現状のサーバー設備を導入した時点でサーバーは既に仮想化が施されており、日常業務への影響をほとんど与えることなく、サーバー移行をスムーズに進めることができました。サーバーの仮想化により、一定の事業継続性は確保できていましたが、プライベートクラウドサービスを使うことにより、災害復旧(DR)対策なども施され、事業継続性が強化されるため、システムの更なる安定稼動を目的とし検討を進めました。
導入効果と今後の展望
仮想化された現状のサーバーをそのままデータセンター運用に移行することで、短期間でハードウェアの更新ができ、業務への影響を最小限に留め、同時にシステムの安定稼動を確保することができました。
自家発電装置、特殊空調設備などが完備された、24時間警備の堅牢なデータセンターでの運用により、物理的セキュリティおよび情報セキュリティを改善することができ、システム運用に最適な環境を実現することができました。
万が一障害が発生した場合も、データセンター内に技術者が常駐しているため迅速な対応が期待できます。
MultiNetのシャドーボックス(ファイル分散システム)サービスを利用することにより、回線障害などが起きてもローカルネットワーク内に置いてあるシャドーボックスにて、ファイルサービスを継続利用することができるので、業務が中断されることがありません。プライベートクラウドの利用により、これまで直面していた業務継続性の問題を解決することができました。