クラウド導入により事業継続性を大幅に改善
1949年の創立以来、化成品、機能性樹脂、発泡樹脂、食品、ライフサイエンス、エレクトロニクス、合成繊維の製造および販売と、幅広い分野にスペシャリティの高い製品を提供してきたカネカ。最近では、老化の進行を抑制するとされるコエンザイムQ10 のトップメーカーとしてもよく知られています。
その海外ネットワークの先駆けとして、1971年に設立されたカネカアメリカは、米国における市場調査を担うとともに、カネカ製品のマーケティング活動の拠点として重要な役割を担っています。
導入の背景と目的
ファイルサーバーおよびメールサーバーとして使用していたサーバーの更新期が近づくとともに、この更新を期にシステムのBCP(事業継続性)対策の強化を検討していました。現状のシステムでは、バックアップによる対策はしていたものの、サーバーの仮想化や冗長化といった、システム障害時に迅速な復旧を可能にするための十分な対策が取られていませんでした。営業部門を抱える当社では、システムの停止は即座に機会損失などにつながる可能性があるため、システムのダウンタイムを最小限に抑える必要がありました。
そのためデータセンターの最適な環境でシステムを安定稼動することができる、MultiNetのプライベートクラウドは非常に魅力がありました。クラウドでの仮想サーバーによる運用のため、新たにサーバー機器を購入する必要がなく、また将来的に拠点が増えた場合にも、柔軟な対応が可能ということもあり、不測の事態に備えた強固なシステムを目的として検討を進めました。
導入ソリューション
導入効果と今後の展望
仮想化技術に長年の経験と実績を持つMultiNetの支援により、現状のシステムをそのまま仮想化し、スムーズにプライベートクラウド上での運用に移行することができました。これにより、万が一障害が発生した際にも短時間での復旧が可能になり、業務継続性を大幅に改善することができました。これまでのオフィスでの運用とは異なり、堅牢なデータセンターにて運用することで、電源、空調、回線などのシステム環境が最適化され、且つオフィスでは実現することの難しい、強固なセキュリティ環境を確保することができました。オフィス内にサーバーを設置せず一括アウトソーシングとなるため、これまでのような煩雑なメンテナンスや管理業務も軽減することができました。ホームオフィスでの社員の業務効率も改善され、今後の拠点開設などの事業拡張の際にも、柔軟に対応できるシステムの構築ができました。